2023/05/09

お子様へのコミュニケーション指導について

こんばんは。

東京、埼玉を中心に活動中。
「日本一踊れる言語聴覚士」
木津玲子です。

 

本日もお読みくださり
ありがとうございます。

 

 

さて、今は訪問リハビリで
シニア層の方を中心に
リハビリを提供しておりますが

 

実は言語聴覚士になったばかりの頃は
発達関連の施設で
仕事をしていたことがありました。
(心身ともに重い障がいを持った
お子様や大人の方の施設です)

 

 

で、その時に先輩方に
「ちゃんと子どもの発達というのを
見ておいた方がいい」
というアドバイスをたくさんいただきました。

また同じような施設での
コミュニケーションに悩む方の事例を
勉強会などで聞かせていただく機会も
定期的にいただくことができました。

 

 

そんな経験もあり
時々ではありますが
小さいお子さんを抱える周りの方の
「子どものコミュニケーションについて」
ご相談を受けることがあります。

 

状況によっては
専門機関へどうやって相談したらいいか
というところのお手伝いをしたり
したこともあります。
(私がそのままリハビリをできると理想なのですがスケジュール上難しいときもあるので)

 

先日も実は
お子さまの「お友達とのコミュニケーション」
についてご家族から相談を
いただくことがありました。

 

コミュニケーションの発達、という面では
グレーゾーンのお子さまでした。
どうしてもその子の好きなことばかりを
共有しようとしたがり、
なかなかお友達の好きなことには気分が乗らず

自分の好きなことでしか
遊ばなくなる、というような内容の
ご相談でした。

 

 

ご家族は
「お友達も○○をやってくれてるんだから
**(そのお友達が好きなこと)も
一緒にやってあげないとダメでしょ」
と説明したのだけど、

 

その子にしてみれば
「なんで一緒にやってあげないとダメなのか
がわからない」
という状況なのか、
なかなか理解してもらえない…

 

子どもに「なんで?」と聞かれたら
どう答えていいのか(ご家族も)わからない
というお話しでした。

 

 

いわゆる大人であれば
「お互い様」とか「持ちつ持たれつ」とか
そういう言葉で説明になるのでしょうが
なかなかお子さまだと
そうはいきにくいですものね。

 

「自分が好きなこと=楽しいこと」だから
「楽しいことはお友達も好きなはず」
となるわけです。

 

なのでこの場合は
遊ぶものそのもの、ではなく
「そのお友達といることが
一番楽しいことになる」

あるいは
「そのお友達の好きなことも
楽しいことである」
ということを教える
(この場合に教えるという表現は
あまり好きではないのですが)

 

という方がいいかもしれません。

 

「ダメ」ではなく
「そのお友だちとだったら
他のことでも楽しく遊べる」という感覚が
お子さんに入っていけば
楽しく遊べるようになるのかな、と。

 

多分大人の感覚で
説明しようとすると
ちょっと(説明する側も)大変になるような気がします。

 

昔は(今回のこの話と
規模は違いますが)
こうやっていろんな感覚や刺激を
お子さんに与えていくことで

 

情緒面での安定や
コミュニケーションをはかるというような
内容のことを提供していたこともあります。
(なので当時はいろんな遊びをしましたし
「おかあさんといっしょ」のような番組で流れてる音楽も
人一倍詳しかったです)

 

というわけで
ぜひ何か私に話を聞いてみようかな、
という方がいらしたら
ぜひお気軽にコメントやメッセージくださいね。

 

 

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