こんばんは。
シニアのための健康アドバイザー
「日本一踊れる言語聴覚士」木津玲子です。
今日も無事
訪問のお仕事を終えてきました。
ここ最近の記事で
言語聴覚士のお話を少しだけ書きましたが
今回はちょっとだけリアルなことを
書きたいなと思っています。
それは何かというと
「言語聴覚士の扱うリハビリは
目に見えないものも多い」
ということ。
まず「言葉の状態」「飲みこみの状態」は
目に見えないものが多いということです。
例えば「体の麻痺がある」「歩く動作がうまくいかない」
など体のことや動作に関することは
比較的わかりやすいです。
ただ、例えば
「言葉数が少ない」という場合
もともと少ない方なのか、
それとも何かしらの原因で「話せなくなっている」のか
コミュニケーションの側面って
個人差も大きい分、余計に
目で見えない部分も多いのではないのかなと思います。
飲み込みの部分に関しても
実際その動きを目で見えるわけではないので
同じようにわかりづらい部分は
あるのではないかな…と思います。
なので最近特に思うのが
「リハビリに対する効果や成果も
同じように目に見えにくい」
ということでした。
例えば発声訓練を取り入れて
声の大きさが上がってきたとしても、
そこを「どのくらい上がったか」と感じるのは
結構利用者さん(患者さん)や他のスタッフ、
ご家族などそれぞれの感覚によるところが大きかったり
してくるので、
他のリハビリに比べ
主観的な部分を伴うことが多かったりするし
一見すると効果が分かりにくい時も
結構あったりします。
やはり言語聴覚士として関わるリハビリは
その人(ご利用者さん、患者さん)がどういった
コミュニケーションや飲み込みの悩みを抱えているか
そして、リハビリを継続していることの意義や
それによりどういう効果や変化が起きているのかを
よりわかりやすく、でもはっきりと冷静に
伝えていく必要があるかなということも
大切なのかなと思っています。
目に見えない部分のリハビリは
どうしても変化を伝えにくいところがあるので
そこを丁寧に伝えながらフォローできるように
まだまだがんばらなくてはいけないな…と
私も思っていたりします。