2022/08/08

訪問の中から見えたちょっとの矛盾

こんばんは。

東京、埼玉を中心に活動中。
「日本一踊れる言語聴覚士」
木津玲子です。

 

今日、感じた
ちょっとした矛盾のようなもの。

それは訪問でお伺いするご利用者さんの
健康状態チェックに関すること。

 

私たちは訪問したらいつも
体温、血圧、脈拍、酸素飽和度などの
いわゆる「バイタルサイン」と呼ばれるものの
測定をします。

あとは今こういう時期なので、
水分をどのくらい摂っているかなどの
聞き取りをすることはありますが、

リハビリの場合はだいたい
このあたりがご利用者さんの
健康状態チェックの項目になります。

 

うちの事業所は
「訪問看護リハビリステーション」なので
リハビリスタッフだけでなく、
看護スタッフもいるわけなのですが

 

事業所の特徴上、
関わっているご利用者さんみんなが
うちのリハビリと看護を受けているわけでなく

・訪問看護だけの方
・訪問リハビリだけの方
・他の事業所のリハビリとうちの訪問看護の方
・他の事業所の訪問看護とうちのリハビリの方

…といろいろで、
看護師さんが常に介入しているとは
限らない方もいらっしゃいます。

 

そういったご利用者さんについても
何か体調変化が起きた時に看護スタッフに
相談できるように

リハビリスタッフだけが定期介入している方でも
看護スタッフに情報共有がいつでもできるような
体勢をとっています。

 

で、それをより広げるために
可能であればリハビリで訪問の時に
いわゆる「排便」の状況も聴取しておくことに
なりました。

 

その理由は…というと
「便秘などが続いている場合、
服用している薬の効きが悪くなる
可能性があるから」

納得です。

 

でも例えば、
パーキンソン病のお薬や、降圧剤などの一部
循環器系のお薬の一部では
(副作用というと大げさかもしれませんが)
副作用として便秘が出てきてしまうことも。

 

もし、病気の治療のために薬を飲む
→副作用として便秘気味になる
→便秘が続いて薬の効きが悪くなる
→便秘を治すために便秘薬を使ったり、摘便などをする

…というループが起きるなら
そのループって半ば無限のように
続いていくものだよなぁと
ふと思ったんですよね。

 

かと言って、治療のための
薬を飲まないようにする…ということは
人によってかもしれませんが
あまり現実的ではない。

 

となると、そのループをどう断ち切るか
というと
日々しっかり動くお腹の状態を
整えておくということかな、と。

 

例えば
口に入れる栄養のことや
お腹まわりの筋肉の動きを維持すること
生活リズムだったりそのほかの習慣のようなものだったり

そういうところから
いくつになっても意識をしないといけないのかなと
思っていたりもしています。

 

腸を整えることで
それ以外の病気の治療にも役立つのではないかな
そう思っています。

 

改めて、以前作った

「シニアのための腸活講座」
こちらをブラッシュアップさせようかなと
現在計画中です。

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